06.夏に起こる脳梗塞|一般財団法人 京浜保健衛生協会

京浜保健便り

06.夏に起こる脳梗塞

保健師便り2016.07.03 1087view

夏に起こる脳梗塞
脳梗塞は冬に多いというイメージがあります。
実は暑い夏の時期もご用心!
汗をたくさんかくと、血液が濃くなり、血の固まりができやすくなります。
夏の時期もセルフケアを行い、元気に夏をすごしましょう!

熱中症とは

「梗塞」という言葉は、ある臓器に栄養を供給している血管が閉塞することを意味します。従って、脳に栄養を供給している動脈が閉塞、すなわち詰まることが原因で起こるのが脳梗塞という病気です。

前ぶれとして一過性に症状がでることがあります。症状は病巣の場所や広がりにより様々ですが、重症例では命に関わることもあります。 代表的な症状は、半身麻痺や感覚障害、めまい、構音障害(呂律がまわらない)などです。

夏になぜ脳梗塞が多いのか

  • 暑くて発汗→体から水分が蒸発→血漿中の水分も減少→血液がネバネバに→血液が流れにくくなる
    →末梢血管で詰まる
  • 暑い→熱を放散するように末梢血管が拡張→脳や心臓への血液供給が相対的に低下(一過性の虚血状態)
    →血圧が低下しやすい→血流速度が遅くなり血栓を作りやすい
  • 汗でエネルギーを消耗→心臓の働きや水分の代謝機能が低下→血液がネバネバに

夏になぜ脳梗塞が多いのか

脳梗塞が集中して発症する時期と時間帯は、6月から8月の夏場、睡眠中と朝の起床後2時間以内です。 夏の脳梗塞の予防で大切なことは睡眠の前後に上手に水分補給を行うことです。 普段でも私たちは眠っている間に平均すると、コップ1杯分の汗をかきます。夏場の、深夜帯となると、それ以上の汗をかくことも珍しくありません。

また、眠っている時は一般的に血圧が低下するため、血流の流れが遅くなり、血栓ができやすい状態になります。起床する前後からは、血圧が上昇すると同時に、活動に備えてアドレナリンが分泌され血液が固まりやすくなるのです。 特に血圧が高めの人や、動脈硬化の疑いがある人は、睡眠前後の水分補給を心がけてください。

  • 汗をかいていなくても、こまめに水分補給をする。
  • 室内にいる時でも、定期的にお茶などを飲んできちんと水分補給をする。
  • 就寝前と起床時にコップ1杯の水を飲む。

保健師便り

この記事は、神奈川県川崎市高津区にある健診機関「京浜保健衛生協会」が執筆・監修しています。人間ドック/巡回健診/女性のための健診/がん検診など、健診でお悩みの際はお気軽にご相談ください。

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